【競艇選手になる方法】女性でもなれる?年齢や給料なども詳しく解説!

 

競馬、競輪に並んで長年にわたり、国民に愛されている公営ギャンブルの一つである競艇。

スポーツの中でも、激しいスポーツとされていて、その激しさは、愛好家の間では『水上の格闘技』と称される程、熾烈を極めます。

今回、当記事では職業としても長年、注目されている競艇選手について詳しく紹介していきたいと思います。

競艇ファンの方、競艇選手を目指そうと思っている方など、本記事がお役に立てば幸いです。

競艇選手とは

 

競艇選手とは日本全国に24箇所ある、競艇場で自身のランクに応じたボートレースに出場する選手の事を指します。

競艇選手はレースの勝敗、勝率によって振り分けられる、4つのランクが存在します。

ランクにはA1、A2、B1、B2の4つのランクがあり、ランクが上がるほど参加できるレースも多くなり、賞金の金額も大きくなります。

競艇選手になるには

競艇選手は国家資格であり、資格検定試験に合格した場合のみ、競艇選手になる事ができます。

資格検定試験の受験は誰でも受ける事ができますが、実質的には福岡県にあるボートレーサーの養成所で、訓練や授業を受けなければ合格は困難とされています。

ボートレーサー養成所には、以下の様な細かく定められた応募資格がるあります。(2020年現在)

※応募資格

応募にあたっては、以下の条件を全て満たしていることが必要です。

(1)年齢:15歳以上30歳未満 (第130期 1991年4月2日~2006年4月1日生まれ / 第131期 1991年10月2日~2006年4月1日生まれ)

(2)学歴:入所日において中学校を卒業していること

(3)身長:175cm以下

(4)体重:男子…49kg以上57kg以下、女子…44kg以上52kg以下

(5)視力:両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可)

(6)弁色力:強度の色弱でないこと

(7)聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者

(8)その他:禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者、反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者のいずれにも該当しない者。

一般試験には、ボートレース場が応募者数に応じて決定する『スポーツ推薦試験制度』が設けられています。受験申請書のスポーツ運動歴の記録内容をボートレース場毎に確認し、該当の有無を判断します。詳しくは、最寄りの支局・支部までお問い合わせください。

 

以下の●の条件に該当し、(1)~(8)の条件を満たしていることが必要です。

  • 第130期 2018年4月2日以降 / 第131期 2018年10月2日以降に中学・高校・大学等におけるスポーツ活動において優れた実績を収めた者(対象競技は不問)

※以上、ボートレーサー養成所HPより引用

試験内容や応募方法などもHPで公開されていますので、気になる方は一度検索して見てください。

続いて、競艇選手に向いている人の特徴などを詳しく見ていきましょう。

競艇選手に向いている人の特徴

 

前記にもように通り、ボートレーサー養成所の入学条件には、身長、体重などの細かな制限があります。

ボートレーサーの世界で求められる人材になるには、身体が小柄で、体力があって身体能力が高い事などが必要になってきます。

競艇選手になる前からボートを操縦している人は、ほぼいないと思いますので競艇用ボートの操縦経験は問われません。

上記のような事から、競艇選手は以下のような人に向いていると言えるでしょう。

・学生時代に運動部に所属していて運動経験が多い

・格闘技などをしていて身体能力が高い

・オートバイなどの運転経験からスピード感覚がある

ボートレーサーの養成所は入学試験の競争率が高いので、上記のようにある程度は運動能力が高い人でなければ合格する事が難しいとも言えるでしょう。

また、勝負の懸かっている激しいスポーツである事から負けん気や、勇気が必要になってくるのは当たり前の世界です。

ボートレーサー養成所の入学試験も、何度も受験し、やっとの思いで合格する人も少なくありません。

競艇選手は女性でもなれる?

ボートレースに性別は関係なく、男女同じレースに出場する事もあります。

性別に関係なく、公平に戦えるスポーツの一つと言えるでしょう。

男女での体格差はどうしても出てしまいますが、体重制限に違いがある事や、経験や身体能力でカバーし、勝利を収めている選手も数多く存在します。

もちろん、女性レーサーのみが出場するレースも存在し、女性同士で全てを懸けて争うレースは人気も高いです。

賞金女王決定戦の優勝賞金は、一千万円となっています。

尚、こちらのレースは賞金獲得ランキングの上位12人だけに出場権があり、女性レーサーからは夢の舞台とされています。

競艇選手になれる年齢

ボートレーサー養成所の資格検定試験を受験できる年齢は、15歳以上30歳未満となっています。

しかし、2次試験の受験回数には辞退や欠席を含み5回、と制限が設けられていますので受験回数には限りがあるので注意しましょう。

競艇選手として現役で出走する事に定年や制限はなく、60代でも活躍している選手も中には存在します。

競艇選手の定年は、正に自分との戦いとも言えるでしょう。

競艇選手の給料  

続いては競艇選手の給料について詳しく見ていきましょう。

競艇選手を志す人は気になっている人も多いですよね。競艇選手は、成績によって上位からA1、A2、B1、B2と、4つのクラスに分けられています。

クラスの階級が上っていく程、グレードの高いレースに出場する事ができ、出走回数も多くなっていきます。

出走するレースのグレードを上げる事や、出走回数を増やす事で、年収も高くなっていくといく事です。

ボートレースの世界ではレースの着順によって貰える賞金額が細かく設定されていて、賞金がもらえるのは3着までの選手のみです。

更に、予選、準優勝戦、優勝戦とレースの階級が進んでいく事でも賞金額は上がっていきます。

中でも大きなレースの賞金の額は大きく、競艇選手の中でも目標の一つとなっています。

※ボートレースの優勝賞金の最高額は、グランプリの1億円。

そのほか競艇のSG競走は1,700~3,900万円、G1競走は480~1,500万円!そのため、レーサーの平均年収は約1,600万円と、他のプロスポーツに比べても高額で有名です。

※以上、BOAT RACE OFFICIAL WEB 2020年版より引用

その他にも、レースに出場することで貰える出走手当や、賞金が出ない4着以下でも完走すれば貰うことのできる、完走手当などがあります。

さらに、ナイターレースや、荒天時のレースには、それぞれ手当てが支給されるなど、競艇選手の給料がスポーツの世界の中で高額なのも頷けますね。

まとめ

今回、当記事では競艇選手について紹介してきました。

記事の中にもあった通り、競艇選手のみなさんは選手になる前から常に努力し、自分と戦い、いろんな事に立ち向かいながらレースに挑んでいると言って間違いないでしょう。

本記事が、日頃から競艇場に行っている競艇ファンの人や、コレから競艇選手を目指そうと思っている人などの、何かの参考になれば幸いです。

この記事を書くにあたり参考にしたサイト:競艇予想サイトのランキング・口コミ・優良悪質一覧【オヤジの辛口検証】