競艇の『桐生順平』選手とは?ターンの特徴や得意コースまで徹底解説

競艇の『桐生順平』選手とは?ターンの特徴や得意コースまで徹底解説

画像元:西日本スポーツ

そのターンスピードの速さから、『新世代ターン』などと呼称されるターンでも幅広く知られている桐生選手。

ご存知の人も多いかも知れませんが、今回当記事では、競艇の『桐生順平』選手について詳しく紹介していきます。

桐生選手は2007年5月に戸田競艇場でデビューを飾った福島県石川郡古殿町出身のトップレーサーで、埼玉支部に所属しています。

競艇のレースでは、第1コーナーの攻防でほぼ勝敗が決まるとされていますが、桐生選手はそのターンスピードの速さの利を活かし、2周目や3周目で逆転することもありますがそれをできる選手は多くはないでしょう。

地元の戸田競艇場では、上昇気流にちなんで『常勝桐生』と呼ばれるほど愛されている人気の選手です。

記事中では、レース時の特徴や獲得賞金など桐生選手がどのような選手か詳しく見ていきますので予想する際にはぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

桐生選手が競艇選手を目指したきっかけは?

桐生選手は元々、運動とスピードの出る乗り物が好きだったそうです。

高校時代には自転車競技の選手として全国大会に出場するほどの選手で、競輪選手を目指していたと言われています。

現在では引退されていますが、桐生選手には競輪選手だったお兄さんがいて、学生時代は兄弟で自転車競技をやっていました。

しかし、自身の体格が小柄だったことなどから競輪選手への道を断念し考えた末に、スピードの出る乗り物好きということと、体格の利を活かせるからという理由から競艇選手を志したそうです。

 

デビュー後の成績

 

画像元:ボートレース大村 公式Twitter

桐生選手は、2007年5月17日に戸田競艇場にて開催された一般戦『スポーツ報知スプリングカップ』でデビューし、6コースから3着という結果を残しています。

また、同節の第6レースにて6コースからのまくりを決め、デビューからわずか6走目で初勝利を飾ります。

さらにその翌年、2008年12月7日に戸田競艇場にて開催された一般戦『ボートピア岡部カップ開設7周年記念』では初優出を掴み取ります。

後ほど詳しく記載しますが、デビュー当時から桐生選手のレースの特徴が良く出ていると言えるでしょう。

 

 

G1初勝利から賞金王となるまで

画像元:サンスポZBAT!ボート

桐生選手はその後も順調に成績を重ねていき、2011年1月25日に宮島競艇場にて開催された『G1共同通信社杯第25回新鋭王座決定戦』でG1初出場を果たし、同節にてG1初勝利もその手に収めます。

同年5月には、SG初出場を決めると、同節でSG初勝利を果たします。 

さらに同年8月、戸田競艇場にて開催された一般戦『第34回戸田ボート大賞サンケイスポーツ杯』で4コースからのまくりを決め、通算優出22回目で初優勝を果たしました。

ここまでにデビューから約4年、当時から桐生選手のポテンシャルを最大限に発揮し、その頭角を現していったと言えるでしょう。

勢いもそのままに、2012年5月に浜名湖競艇場にて開催された、現在のボートレースオールスターにあたる『SG第39回笹川賞競走』でSG初優出を果たします。

桐生選手はG1の優出よりSG優出の方が早かった選手で、G1初優出は2013年に桐生競艇場にて開催された『開設57周年記念競走・GⅠ赤城雷神杯』でした。

その翌年、2014年9月28日に戸田競艇場で開催された開催された『第1回ヤングダービー』にて見事G1初優勝を飾るのですが、優勝戦は3艇がフライングする荒れたレースとなり、決まり手は恵まれとなりました。

そして、桐生選手はその後も快進撃を続け、2015年3月22日に尼崎競艇場にて開催された『SG第50回ボートレースクラシック』で1コースからの逃げを決め、SG初優勝をその手に掴み取ります。

しかし、同年4月9日に大村競艇場にて開催された『GⅠ開設63周年記念・海の王者決定戦』の優勝戦で、インコースからコンマ02のフライング事故を起こしてしまいます。

そのペナルティとして、2016年1月29日までのG1およびG2が出場停止となってしまい、前年度覇者であったヤングダービーの出場資格を喪失してしまいました。

その後、2015年9月7日に桐生競艇場にて開催された一般戦『スカパー!・第15回JLCカップ』で、1コースからの逃げを決め、通算500勝を達成します。

桐生選手は、2016年2月9日に多摩川競艇場で開催された『G1関東地区選手権』でG1レースに復帰すると、見事に優勝を果たしました。

2017年3月20日に児島競艇場にて開催された『SG第52回ボートレースクラシック』で2度目のSG優勝を果たします。

デビューから10年、この頃にはトップレーサーとして不動の地位を確立していたと言えるでしょう。

そして来る2017年12月24日、住之江競艇場にて開催された『SG第32回グランプリ』で1コースからの逃げを見事に決め、全競艇選手の夢の舞台とされているレースで優勝を果たします。

桐生選手は、その年度の賞金王、MVPにも選出され、名実ともにその年のNo.1競艇選手の栄冠を手にしました。

 

桐生順平選手の特徴・得意なコース

画像元:ボートレース住之江 公式Twitter

続いて、桐生選手のレース時の特徴や得意なコースを見ていきましょう。

桐生選手のレーススタイルの最大の特徴といえば、ターンスピードを活かした4コースや5コースからの『差し』や『まくり差し』が挙げられます。

そのため、アウト寄りのコースからの出場でも舟券に絡むことは十分に考えられるでしょう。

桐生選手の進入は基本的に枠なり進入ですが、チャンスがあれば少しでも内側のコースを狙う傾向があります。

しかし、積極的にインコースを取りに行ったり強引な前づけを行うタイプの選手ではありません。

桐生選手の平均スタートタイミングは、0.14とSGクラスの選手と比較しても早い方のタイムと言えるでしょう。

さらに桐生選手は、どのコースからでも同じくらいのスタートタイミングで、スタート事故も少なく非常に安定しています。

桐生選手が出場するレースは、モーターの引きがよほど悪くない限り、舟券に絡む可能性はかなり高いと言っても過言ではありません。

また、どのコースからでも1着を狙える実力を持つ選手ですが、1号艇~4号艇での出場であれば1着、または2着にかなり期待できるでしょう。

5号艇、6号艇からの出場であれば4着以降も考えられますが、他の選手と比較した場合に舟券に絡む可能性は高いことも桐生選手の特徴とされています。

 

桐生選手のレースは高額配当が出やすい!?

 

前記したように、桐生選手は特に『4コース、5コース』からの『差し』と『まくり差し』を得意としています。

連対率も4コースは約75%、5コースでは約60%と、かなりの高い数字であることが分かります。

競艇では、インコースが圧倒的に有利とされていることから、この数字は驚異的な数字と言われています。

2018年6月に多摩川競艇場にて開催された『SG第29回グランドチャンピオン』では、6号艇からの出場にもかかわらず、得意の差しで見事に勝利を飾りました。

一流のトップレーサーが集うSGレースで、6号艇から勝利することは非常に稀で、そのレースの配当金が『19万円』を超える超高額配当になったことも話題となりました。

上記のことから、桐生選手が4号艇、5号艇から出場しているレースは狙い目になるかも知れません。

 

桐生選手の獲得賞金

最後に、桐生選手の獲得賞金額を見ていきましょう。

以下の表に過去5年間の獲得賞金額をまとめました。

順位  獲得賞金額
2016年 4位 1億383万円
2017年 1位 2億12,24万1,000円
2018年 6位 86,71万959円
2019年 4位 1億49,64万1,000円
2020年 25位 64,88万3,000円

過去5年間の中でも、賞金王の栄冠を掴んだ2017年は物凄い金額ですね。

この年は獲得賞金ランキングを見ても、ぶっちぎりの金額でした。

今後も桐生選手がどこまで獲得賞金を伸ばすか楽しみですね。

 

まとめ

今回当記事では、競艇の『桐生順平』選手について詳しく紹介してきました。

桐生選手のレースの特徴や傾向を知ることで、今後のレースがより楽しめるようになると思います。

桐生選手の得意なコースなど、実際にレースを予想する際にはぜひ、参考にしてみてくださいね。

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