写真元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/racersearch/profile?toban=4320
ご存知の方も多いかと思いますが、今回当記事では、競艇の『峰竜太』選手について紹介していきたいと思います。
峰選手が競艇選手になったきっかけや、デビューしてからの成績、SG優勝など、詳しく見ていきましょう。
峰選手は、1985年3月30日生まれで佐賀県の唐津市出身、佐賀支部所属の競艇選手です。
身長は174cmとやや大きめで、体重は50kgとあり、この体型を維持するのには、きっと並々ならぬ努力をされているのでしょう。
ルックスもよく、涙もろいなど特徴的な峰選手には、老若男女問わず大勢のファンがいて、近年の競艇ブームのきっかけとなっている1人です。
峰選手の特徴や強さの秘訣まで徹底的に見ていくのでぜひ、今後の予想の参考にしてみてくださいね。
峰竜太選手が競艇選手になるまで
峰選手は高校時代にヨット部に所属していそうで、その高校のヨット部の実力は全国的に有名で、峰選手自体も国体に出場した経験があるほどで、当時からその実力が窺えたそうです。
峰選手が競艇選手になったきっかけはそのボート部時代の経験にもあるようで、その後自身では、『ボートレースの迫力に感動したから』ときっかけを語っていました。
峰選手は以前に、『目標はボートレースオールスターのドリーム戦1号艇に乗ることです』と、発言したことがあります。
そして、その言葉通りに2018年の5月22日に第45回ボートレースオールスタードリーム戦競走にてファン投票1位を獲得し、宣言通りに1号での出場を果たしました。
さらに、そのレースでは見事に1着でゴールしています。
発言した目標を先月通りに達成するところが男らしいですね。しかし、その笑顔の影では相当な努力をしているはずです。
峰選手の次の目標も気になりますね。
デビューしてからすぐに頭角を現す
峰選手は2004年11月10日に唐津競艇場でデビューを果たし、その後間もなく、12月30日に現在でも得意とされる決まり手の『まくり』で見事勝利を収めています。
それから1年後の2005年12月6日に九州スポーツ杯争奪唐津くんち特選にて初優勝を勝ち取り、さらにその翌年には最優秀新人選手として表彰されています。
デビューしてすぐに、その実力を発揮し、知名度や人気を伸ばし続け、さらには初優勝が峰選手の地元というところでも当時から話題性の高い選手だったことが窺えます。
整備規則違反での出場停止
写真元:https://www.nikkansports.com/public_race/news/1828418.html
峰選手はその後も順調に成長し続けます。
2007年には、地元である唐津の『G1全日本王者決定戦』に、G1初出場を果たしました。
その出場をきっかけに、峰選手の勢いがさらに増していき、同年にSG初出場を果たしました。
2009年1月に芦屋競艇場で開催された『第55回九州地区選手権』にて、ついにG1初優勝を勝ち取り、そのままの快進撃を続けていくと言われておりましたが、同年3月に整備規程違反をしてしまい、1ヶ月の出場停止となりました。
さらに、規定により1年間SG、G1の出場権を奪われてしまうこととなりました。
競艇の整備規程では、選手は他の選手のプロペラやモーターの整備を手伝ってはいけないのですが、この時峰選手は他の選手の整備を手伝ってしまったのです。
その為、規程上のペナルティを受けることとなりました。
このことにより、出場権を得られず、大きなタイトルに出場できなかったものの、毎年必ず優勝を勝ち取り続いてついに、2011年5月に笹川賞でSG初優出を果たします。
ここからも峰選手の勢いはとどまることはなく、着々と優勝を重ね、G1タイトルを積み重ねていきますが、峰選手といえど、SGのタイトルを得ることはなかなかできませんでした。
この時期には、峰選手本人も『死を覚悟した』と発言する程の大事故になりそうなシーンがありましたが、他選手のとっさの機転により、無事にすんだという事もありました。
そしてついにSG初優勝を果たす
出場停止や大事故の危機を乗り越え、ついに、2017年7月に丸亀競艇場で開催されて『第22回 オーシャンカップ』で初めてのSG優勝を果たしました。
冒頭にも少し書かせてもらいましたが、峰選手は涙もろく、勝っても負けても泣くことからファンの間では『泣き虫王子』と呼ばれています。
初めてSGで優勝したその時も泣き虫王子っぷりが窺えましたが、レースの途中ですでに涙を流していたようです。
その時の様子を自身でも、『2周目から数え始めた。泣かないようにと思えば思うほど、3周目をまわっているとき、いろいろ思い出して』
と、峰選手らしい発言をされています。
峰竜太選手のレース時の特徴と強さの秘訣
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峰選手のレース時の大きな特徴として、平均スタートのタイミングが0,13と非常に早いことなどが挙げられます。
スタートのタイミングこれだけ早ければ、どのコースからでも1着が狙える可能性が増えるので、峰選手の強みの1つといえます。
スタートしてからの艇を扱うスキルの高さや、道中での追い上げスピードから見てもボートの扱いに加えて、ボートの調整力の高さもトップクラスの高さもと言えるでしょう。
峰選手のレース展開は、基本的に枠なり進入が多いのですが、チャンスさえあればインコースを狙うなど、臨機応変なターンができることも峰選手の強さの秘訣といえます。
1コースに入れば他を寄せ付けない強さの、『逃げ』にてほぼ勝利収める一方で、他コースからでも見事な『まくり』決めたり、さらに高い技術を必要とする『差し』や『まくり差し』も得意とされています。
峰選手の特徴として、闘争心が強く、常に勝利を狙っていく気持ちの強さが挙げられます。
どのコースからでも『絶対に勝つ』という気持ちを強く持つことが、常に自身の実力を発揮する秘訣かもしれませんね。
峰選手の驚異的な勝率!
峰選手は競艇選手の中でもトップクラスの勝率をあげていて、その数字は驚異的なものになります。
競艇選手はフライングなどをせず、1年間休みなく走り続けたとしても、約30節しか出場することはできません。
そして峰選手はその内の約半分で優勝を勝ち取っているのですが、そのあたりも峰選手の驚くべき勝率の高さが窺えるポイントと言えるでしょう。
そして、その勝率が2015年には8,59にまでなり、2017年までの3年もの間、ナンバーワンの勝率を保ち続けました。
峰選手は、コースに関係なく高着順を狙える選手という稀な選手で、これは予想する際にかなり大きな要素となります。
峰選手の1コースの勝率は91%超と驚異的な数字を記録しており、3連対率では77%超と出走しているレースであれば、間違いなく舟券から外せない存在と言えるでしょう。
峰選手のレーススタイルの特徴として、あまりサイドに力を掛けずにターンするということが挙げられますが、多くの選手はこの方法を取りません。
峰選手はこのターン方法を取るようにしてから、戦績がかなり上がったとされています。
このターン技術には、高校時代のヨット部での経験が活きているそうで、きっかけとなった部活動の経験も勝率に繋がっていると言えるでしょう。
まとめ
今回当記事では、競艇界の『泣き虫王子』こと峰竜太選手について詳しく紹介してきました。
記事中でも紹介してきましたが、高校時代の部活動から第一線で活躍し続ける峰選手にも、出場停止期間や大事故の危機などのピンチが存在しました。
そのピンチも見事に乗り越え、現在のような華々しい成績を飾り続けているというところにも、峰選手の競艇への気持ちの強さを感じます。
今後の峰竜太選手からも目が離せませんね。