写真元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/racersearch/profile?toban=4238
全国でもトップクラスの技術を持ち、SGを4勝するなど、名実ともにトップクラスの選手を分類される毒島選手。
今回当記事では、競艇の『毒島誠』選手について、レース時の特徴や獲得賞金など、詳しく紹介していきます。
毒島選手は2003年5月9日にデビューを飾った群馬県桐生市出身のトップレーサーで、群馬支部に所属しています。
ナイトレースにめっぽう強く、『夜の王者』などの異名を持つ毒島選手ですが、デイレースには強くない、というわけではありません。
それでは、毒島選手がどのような選手か詳しく見ていきますので、ぜひ、予想する時の参考にしてみてくださいね。
競艇選手を目指したきっかけ、選手としての目標は?
毒島選手は学生時代にはサッカーをしていて、市の選抜に選ばれ優秀賞を獲得するなど、元々運動神経が高かった事が窺えます。
毒島選手の地元にある桐生競艇場でレースを見たことがきっかけで『自分もボートに乗ってレースをして勝ちたい』と思ったそうです。
そして、毒島選手の身長は163cmとスポーツ選手の中では小柄な方です。
競艇は小柄な選手が有利とされていて、体格が競艇選手向きだったことも理由の1つとされています。
毒島選手の競艇選手としての目標は、『常に一流、一級で勝ち続けられる選手』、『賞金王になること』言われていて、第一線で活躍し続いている点では有言実行と言って良いでしょう。
もう一方の賞金王になると言う目標は、2019年、2020年とともに、賞金ランキング2位と、目標まであと一歩のところで惜しくも達成できませんでした。
今後、毒島選手が賞金王になることに期待しましょう。
毒島選手のレースの特徴と得意なコース
続いて、毒島誠選手のレースの特徴と得意なコースを見ていきましょう。
毒島選手は『スーパーピット離れ』を得意とする数少ない選手の中の1人です。
競艇におけるピットとは、水面上におけるボートの待機場所のことを指し、待機場所であるピットから、スタートの合図とともに発進することを『ピット離れ』といいます。
ピット離れという技術は、レースにおいてとても重要とされていて、進入コースが決まるのもピット離れ次第と言われています。
そして、スーパーピット離れという技術は、モーターやプロペラの整備からレース本番まで、極限までピット離れを追求し、インコースを狙うことを指し、うまく決めるにはかなり高度な技術が必要となるでしょう。
不利な6号艇だとしても、ピット離れ次第では他の艇の前に出られるので、インコースをとることも可能になります。
毒島誠選手はこの、「スーパーピット離れ」を得意としていて、インコース奪取率が高いことでもファンを魅了しているのですが、さらに、トップクラスのスピードの選手とされていて、ファンの間では毒島選手の全速ツケマイはレースの見どころとされています。
続いて毒島選手の得意なコースも見ていきましょう。
毒島誠選手は枠なり進入を得意として、どのコースからでも1着を狙うことができる選手といわれています。
また、平均のスタートタイミングは0,15と、SGクラスの選手では平均的なタイムです。
しかし毒島選手は、スタートしてからの追い上げやレース運びでもかなり評価が高く、どのコースからも1着が狙えることや、レース中盤からの追い上げる実力の高さからかなりの確率で3着以内に入ってきます。
毒島選手の出場するレースを予想する際には、外せない存在と言えるでしょう。
毒島選手の『全速ツケマイ』に注目!
先ほどでも少し触れましたが、毒島選手の魅力を語る上でこの、『ツケマイ』という技は外すことはできない特徴でしょう。
ツケマイは全部で6種類ある決まり手の中でも、最も高度な技術が必要になる決まり手とされています。
ツケマイとは、ターンする際に内側の艇とピッタリと並んで走ることで、内側の艇にプレッシャーを与えながら抜き去る高度な技術のことで、毒島選手はこのツケマイを駆使して、2周目、3周目でも逆転することが多く見受けられます。
この勝ち方は数多く存在する競艇選手でも、成功できるのは一握りの選手とされていて、まさにトップクラスの選手だからこそできる勝ち方と言えるでしょう。
毒島選手が『夜の王者』のと呼ばれる所以とは?
常に第一線で活躍し続ける毒島選手は、これまでに競艇界で1番グレードの高いレースであるSGで6回の優勝経験があります。
競艇選手は1度でもSGで優勝できれば一流の選手、と言われるほどSGで優勝することは難しいとされています。
そのSGで6回も優勝している毒島選手の実力は、まさに超一流と言えるでしょう。
そして、その6回のレース内、5回がナイター開催のナイトレースで、このことから毒島選手は『夜の王者』といわれています。
そして、2019年の10月27日に児島競艇場にて行われた、第66回ボートレースダービーで手にした6回目の優勝で、毒島誠選手は満を辞してデイゲームでの優勝を見事に果たし、喜びの涙を流したとされています。
毒島選手の気になる獲得賞金は?
競艇選手は、レースに勝利することで得ることのできる『賞金』が主な収入になる為、レースの結果がそのまま収入に表れます。
SGでの優勝が6回など、毒島選手の競艇選手としての凄まじいまでの勢いを考えるとこれまでの獲得賞金額もすごい金額になっていそうですよね。
毒島選手は現在、全競艇選手の獲得賞金額がカウントされる、『選手獲得賞金ランキング』で、2年連続2位と驚異的な結果を残しています。
2019年 1億7,941万9,000円
2020年 1億3,160万9,000円
(集計期間:2020年1月1日から2020年11月29日)
獲得賞金額 引用元:https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/news/2020/11/12223/
毒島選手は、2019年の第66回ボートレースダービーでの6回目のSG優勝で3,900万円の賞金を獲得したことで、生涯獲得賞金額が10億円を超えたとされています。
獲得賞金額から見ても、毒島選手が超一流の選手であることが分かりますね。
紺綬褒章の受章
写真元:https://www.google.co.jp/amp/s/www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/amp/202009010000862.html
毒島選手は競艇選手として獲得した賞金の一部を被災地のために寄付し続け、2020年9月に日本財団で行われた受章式にて、紺綬褒章を受章しています。
紺綬褒章とは公益のため私財を寄付し、功績が顕著な個人や団体に対し、内閣の助言と承認のもと天皇陛下から授与されます。
また、受章時には、
「大きな自然災害が発生するたびに心を痛め、被災された方へ何ができるだろうと考えました。今後も皆さまに元気をお届けできるようなレースをしていきたいと思います」
と発言していて、競艇を通して自身ができることを考え、行動している点でも超一流の素晴らしい選手と言えるでしょう。
まとめ
今回当記事では、競艇の毒島選手について詳しく紹介してきました。
毒島選手のレーススタイルや、得意なコースなど、ぜひ、予想する際の参考にしてみてください。
記事中で紹介した、獲得賞金額もどこまで伸ばせるのかも注目ですね。
すでに現状でも話題性のある選手ですが、今後も毒島選手のご活躍を期待したいですね。