競艇の『菊地孝平』選手ってどんな人?レースの特徴や成績を徹底解説
そのスタートタイミングの速さと判断能力は、競艇界でもトップクラスの定評があり、間違いなく現代を代表するトップレーサーの1人である菊地選手。
ご存知の人も多いかと思いますが、今回当記事では、競艇の『菊地孝平』選手について詳しく紹介していきます。
菊地選手は1998年5月に競艇選手としデビューした静岡支部に所属している選手です。
菊地選手は、レースの判断能力が非常に高いことも特徴の1つで、『菊地のIQは160ある』と本栖養成所時代の教官が語ったことがあるほどで、レース中にとっさの判断ができることも強さの秘訣と言えるでしょう。
それでは、菊地選手がどのような選手なのか詳しく見ていきますのでぜひ、予想する時の参考にしてみてくださいね。
菊地選手が競艇選手になったきっかけと選手としての目標
菊地選手が競艇選手になったきっかけは、競艇好きである菊地選手の父親の勧めが大きく影響しているそうです。
菊地選手は高校時代に野球部で活躍していたそうで、菊地選手の運動神経の基礎はその頃に養われたのでしょう。
また、冒頭でも少し触れましたが菊地選手は非常に頭の回転が早い選手と言われていて、高校時代も数学や物理などの勉学も好きで、将来は飛行機の設計開発などの職に付きたいと考えていたそうです。
その成績から、岩手県の名門大学に推薦で合格していましたが、父親の勧めから同時に受験、合格していた本栖研修所に入所しました。
そして競艇選手になった菊地選手は、競艇選手としての目標を『自分に満足すること』と語っており、その目標からもストイックな人間性であることが伝わってきます。
菊地選手のレーススタイルと特徴
続いて、菊地選手のレーススタイルや特徴を見ていきましょう。
菊地選手に見られるレーススタイルの最大の特徴として、スタートの上手さが挙げられます。
競艇選手は、第1レースが始まる前やレースの合間にスタートのタイミングなどの練習を行います。
当然、本番のレースで水面の状況や天候、風速や風向きなどが変わっている場合も少なくないのですが、そういった場合の軌道修正の技術が高いことも菊地選手の特徴の1つと言えるでしょう。
競艇では、このような判断能力の高さやレースの展開をその場で変更する決断力に頭の回転の速さやレース経験の利が出るとされています。
菊地選手の平均スタートタイミングは0.10~0.15で、この数字はSGクラスの選手と比較してもトップレベルと言えるでしょう。
SGレースでフライングした過去も!?
そのスタート能力の高さから、基本的にはスタート事故が少ないことで定評のある菊地選手ですが、SGレースの大舞台でフライングをしてしまった経験があります。
2015年の5月27日に大村競艇場で開催された、『SG第42回ボートレースオールスター(笹川賞)』2日目の第10レースにおいて菊地選手は、コンマ01というほんのわずかな誤差でフライングをしてしまい、賞典除外となった過去も存在します。
このスタート事故により菊地選手のボートレースオールスター連覇という夢は途絶えてしまいました。
さらに、この年の前年に同大会で優勝していた菊地選手に人気が集まっていたため、5号艇での出場だったにもかかわらず、発売額(1億1620万500円)の約57%にあたる6,649万8,700円が返還されてしまうこととなりました。
SGレース連覇が掛かっていた勝負でフライングをしてしまった悔しさは、本人以外は計り知れないことでしょう。
1コース以外からの勝率が高い
画像元:日刊スポーツ
競艇では1コースが圧倒的に有利とされていて、これは競艇の基本中の基本で、全国に24ヵ所ある競艇場で1コースの平均1着率は、50%以上にも上ります。
しかし、菊地選手はその1コース以外からの優勝や、優勝戦進出が多いことも特徴の1つとして挙げられている選手です。
レースの時、4コースまでに進入することができればかなりの確率で2着までに入ってくる可能性が高いと言えるでしょう。
5コース、6コースでも、1着は厳しくとも舟券に絡んでくる可能性は十分に考えられます。
レースに出場している相手選手のスタートの上手さにもよりますが、基本的に菊地選手が舟券に絡む可能性はかなり高いとされています。
菊地選手が出場するレースでは、常に注目しておくことが必要と言えるでしょう。
菊池選手の得意なコースは?
画像元:サンスポ
先ほど、菊地選手は1コース以外からの勝率が高いことを紹介しました。
では、菊地選手が1コース以外からの場合、一体どのコースが得意なのか詳しく見てみましょう。
菊地選手はSGやG1 などの重要なレースで1コース以外では、特に2コースからの場合に結果を残していることが多く見受けられます。
菊地選手が、2コースから優勝しているレースを以下の表にまとめました。
開催年月 | 開催場所 | グレード | レース |
2009年11月 | 三国競艇場 | G1 | 第56回北陸艇王決戦 |
2014年6月 | 福岡競艇場 | SG | 第41回ボートレースオールスター(笹川賞) |
2016年8月 | 桐生競艇場 | SG | 第62回ボートレースメモリアル(モーターボート記念競走) |
2017年2月 | 浜名湖競艇場 | G1 | 浜名湖賞開設63周年記念 |
2020年2月 | 多摩川競艇場 | G1 | ウェイキーカップ開設65周年記念 |
※上記は2021年1月までのデータになります。
菊地選手はこれまでに一般戦でも3回、2コースからの優勝を決めています。
今後の予想の際にも、菊地選手が2コースを取りそうなレースは特に注目しておく必要があると言えるでしょう。
菊地選手の獲得賞金額は?
ここまでの記事にもあったように、菊地選手は競艇選手として第1線で活躍しているトップレーサーの1人です。
当然、獲得賞金の方も気になりますよね。
それでは、菊地選手の獲得賞金額を見ていきましょう。
菊地選手の、過去10年間の獲得賞金ランキングの順位と獲得賞金額を以下の表にまとめました。
年 | 順位 | 獲得賞金額 |
2011年 | 25位 | 49,46万1,000円 |
2012年 | 24位 | 49,44万4,000円 |
2013年 | 20位 | 54,21万1,600円 |
2014年 | 1位 | 1億69,54万9,000円 |
2015年 | 27位 | 47,44万1,500円 |
2016年 | 3位 | 1億34,66万0,500円 |
2017年 | 8位 | 99,94万0,000円 |
2018年 | 9位 | 85,27万6,000円 |
2019年 | 12位 | 84,79万5,000円 |
2020年 | 8位 | 1億75,97万6,000円 |
引用元:ボートレース公式サイト(リンクは2020年のランキングになります)
競艇選手の平均年収は1,600万円と言われています。
獲得賞金で見ても、菊地選手が1流のトップレーサーということが分かります。
2021年の獲得賞金額もどこまで伸びるか楽しみにしておきましょう。
まとめ
今回当記事では、競艇の『菊地孝平』選手について詳しく紹介してきました。
菊地選手が競艇選手になったきっかけや、競艇選手としての目標などは知らなかった人も多かったのではないでしょうか。
レース時の特徴や得意なコースなどは、実際に菊地選手が出場するレースを予想する際にはぜひ、参考にしてみてくださいね。